コンセプト

 「なぜ、いまメディカル&ヘルスケアなのか」について、急速に高齢化が進む問題点を 踏まえた基調講演を行った後、パネルディスカッションが行われました。

 4人のパネリストのお話は、ご自身が経験されたエピソードに基づくものが多く、 とてもリアルな課題提示となりました。

 阿久津靖子様は、特に看護師さんが直接携わる医療現場で使用する点滴や ベッド等について、デザインで問題を解決するためご尽力されており、その 必要性をお話ししていただきました。

 村田智明様は、血圧計をデザインされた時にユーザーの目線が置き去りに されていることを指摘し、これからはメーカー都合ではなくユーザーの行動 からデザインすべきと熱く語っていただきました。

 狭間研至様には、高齢者社会•医療介護に一石を投じるユニークな試みで ある「大人の学校」についてのお話をしていただきました。

 質問時間では、ご参加者から「時間を満たすデザイン」の提案があったとき、 奥田充一氏は大きくうなずき、「技術的なモノを表面的に美しく見せるだけが デザインではない。今のご提案は、まさにデザインと呼ぶべきものである。」 と答えられました。

 予定時間を超えてのパネルディスカッションとなり、パネリストの方の問題意識の 高さが伺えます。第4回・第5回セミナーも乞うご期待下さい。

<参加者の感想>

 

 

セミナー
第3回セミナー風景