今回のセミナーでは、まず、阿久津靖子様に「医療とデザインの接点~現場のユーザーエクスペリエンスを考える~」と題した基調講演を行っていただきました。
株式会社MTヘルスケアデザイン研究所の代表である阿久津様は、「デザイン」とは様々な想いを一つのカタチにまとめるものであるとの考えのもと、医療、介護、そしてデザイン等の種々の分野に属するパートナーと連携し、医療・介護現場における問題点をデザイン思考をベースに解決することにご尽力されています。
阿久津様いわく、ヘルスケアデザインは現場が気付くことからスタートするものであるとのこと。現場における具体的な問題点を提示していただき、混沌とした医療現場を可視化する必要性を力説しておられました。
また、基調講演の後には、亀廣聡様、山田憲嗣様及び奥田充一様にも加わっていただき、 「医療現場の現状と課題」をテーマにパネルディスカッションが行われました。それぞれ心療内科医、保健学専攻大学教授及びデザイナーという立場からディスカッションが交わされ、多面的な視点で協働して医療現場を改善していくことが必要であると強く感じさせられるディスカッションとなりました。
セミナー参加者の声 ~アンケートより一部抜粋~
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