【コンセプト】
左右対称かつ「上下対称」なリバーシブル可能なアイウエア。フレームのカラーとレンズのカラーの組み合わせのヴァリエーションは無数。
2本のフレームの「間=awai」によって、一つのアイウエアで全く別の表情を創り出すことを想起している。
【受賞者の声】
このデザインコンテストは、賞ありきではなく選定した作品を商品化することに重きを置いています。
しかし、これまでにも課題企業が審査に加わる形で商品化を目指すものは数多あった。それがDSPでは、まず受賞作品を公表する前に審査員・弁理士により特許等の手続きを出願し、商品化へ向けて交渉のサポート頂ける点が大きな特長である。
私の場合は意匠登録を出願いただいたが、この手続きにより自分のデザインの特長がどこにあるのか、どのように権利化するのかを客観的に理解するいい機会となった。
そして、これからDSP事務局にサポートを頂きながら、是非、商品化したいと考えています。
【DSPによる知的財産権の手当て】
このデザインは、洗練されたデザインコンセプトに基づいており、作用効果的にも大変面白いものと考えました。その一方で、様々なバリエーションも考えられるところ、そのバリエーションの振り幅によっては、従来公知のデザインコンセプトや技術的思想にも含まれてしまいかねないというおそれもありました。そこで、とにかく応募されたデザインそのものを保護しておくという観点から、意匠登録出願を選択しました。
【コンセプト】
現在、メガネはそれ自体のデザインに依存しており、現行のデザインに満足していない顧客が多いと思われる。そのような顧客の期待に応えるべく、メガネにアクセサリーを装飾することで、今までにないファッション性を実現し、メガネのデザイン面での価値を向上させる。
【受賞者の声】
まさか自分のデザインが選出されるとは思っておりませんでしたので、感謝の気持ちでいっぱいです。また、発表会では、著名な審査員の皆様から受賞に関する評価コメントをいただき、とても良い経験をさせていただきました。ありがとうございました。
【DSPによる知的財産権の手当て】
このデザインは、基本的には、眼鏡のいずれかの部分を装飾するというものであり、例えば、眼鏡のレンズと顔との間に垂れるように取り付けられるチェーン状の装飾材がその一態様として含まれています。ただ、アタッチメントやチェーン状部材を用いて色々な態様を採ることができますので、それらを広くカバーできるように特許出願の手続をしました。今後の製品化や商品化に向けて、また、権利化に向けて、内容をブラッシュアップしていく必要があります。【コンセプト】
化粧をした女性の多くは、メガネをかけた時に残るノーズパッドの跡が気になるという理由で、メガネをかけたがりません。そこで、ノーズパッドを無くすという新しいデザインを作りだしました。
【受賞者の声】
この度は誠にありがとうございます。大変嬉しく思います。
【DSPによる知的財産権の手当て】
このデザインは、ノーズパッドにかかる力を極力減らすという作用効果(機能)とこれを実現する構造に特徴があり、形態としては応募された図面に表されたものに必ずしも限られるものではありませんでした。そのため、コンセプトを広くカバーできるように特許出願を行いました。製品化・商品化の過程で更に多くの知財が生まれるものと予想されます。
【コンセプト】
自転車乗りにとって必要な情報を最低限の労力で得られるアイウエア。
昔に比べサイクルコンピューター等の表示は複雑になっており、レーサーがハンドルに目を落とす時間が増えることで危険な状況が多くなっている。バックモニター等を表示してそのような危険を回避するために作り出した。
【受賞者の声】
今回は入賞という形で選ばれたこと本当に嬉しく思います。
予想していたより皆さんのアイディアがバラエティにとんでいてアイウエアの可能性をいろんな方向で見せられ勉強にもなりました。いい刺激になり有意義なコンテストでした。ありがとうございました。
【DSPによる知的財産権の手当て】
このデザインは、作用・機能としては従来あるものを組み合わせたものでしたが、これまでにない形態が特徴的でした。視認性等、技術的に検討や解決すべき点は多々ありましたが、この特徴的な形態を保護すべく、意匠登録出願を行いました。
【コンセプト】
観光ガイドにかわる新しいアイウエア。
専用の看板を読み込むことで観光情報を表示。録画ボタンを押すことで動画を撮ることができ、観光終了後に自動で編集して送ることができ、また、友達とシェアすることもできる。より手軽に充実した観光を。
【受賞者の声】
学生のうちにこのような賞をいただき、大変嬉しく思います。
今後も学生としてデザインを学び、将来立派なデザイナーとして活躍していけるようがんばります。
【DSPによる知的財産権の手当て】
このデザインは、日本政府が奨励している観光ビジネスにも関連しており、大変興味を惹くものでした。アイウェアを観光ガイドに使用するという点だけでは、知的財産としては新規性に欠けるところがあるのですが、アイウェアそのものの形態についてはオリジナリティがあると考えられましたので、意匠登録出願を行いました。
【コンセプト】
3色LEDをフレーム下部に内蔵し、シーンに合わせて大人っぽく、子供っぽく演出できる新しいファッションアイテム。表現も青系から黄系、ピンク、紫といった調光を指先ひとつで可能。周りの明るさに応じた照度でほほを染めます。
【受賞者の声】
「顔色」はそれにまつわる言葉も非常に多く、人と人がコミュニケーションを取るための基本的な情報と言えます。今回「アイ・ウェアのデザイン」というテーマから、メガネが見た人がおもわずニコっとなってしまうコミュニケーション・ツールになったらいいなと思い提案させて頂きました。
「頬が染まる」「顔が青くなる」「頬の紅潮」「顔色が悪い」「血色が良い」さまざまな色の光で頬を照らし、恋のはじまりやはじまった恋を加速させたり。
きちんと製品化をし、そんな楽しいアイテムになることを目指しています。
【DSPによる知的財産権の手当て】
このデザインは、今までにないアイデアと技術的側面で優れている一方で、その具体的な形態は今後の製品化・商品化の過程で変更していく可能性が高いため、特許出願としてより広い範囲での権利化手続をしました。
【コンセプト】
寝ながら伝えるメッセージ。使用例のとおり、頼み事で使ったり、恥ずかしくて言いにくいことを伝えたり、目やまゆ毛を描いて遊んだりと、用途は様々です。
【受賞者の声】
今回のテーマがアイウェアのデザインということで、ちょうど学校の課題でアイマスクのデザインをしている際に、この募集を見つけて応募しました。デザインの権利化についても興味があったので、良い機会だと思いました。
コンテスト発表会では、たくさんの面白いデザイン、プレゼンテーションに刺激を受け、大変良い時間を過ごすことができました。
【DSPによる知的財産権の手当て】
このデザインは、ユーザーにとっても周りの人にとっても楽しい気持ちにさせる楽しいアイデアである点が評価されました。実際のプロダクトとしては、構成が容易であり、価格帯もそれほど高くはならないと予想されることから、実用新案登録出願を行いました。
【コンセプト】
色々なパターンのリズムを骨伝導によって刻んでくれる、メガネに取り付け可能なデバイス。このデバイスを使うことでスポーツシーンや音楽シーンで効果があると考えた。片方の装着でもペアの装着でも良く、その制御はスマホで行える。
【受賞者の声】
私のアイデアが選ばれたことをとても光栄に思っています。
せっかくいただけたチャンスですので、製品化していただけるようデザインをブラッシアップしてゆきます。
【DSPによる知的財産権の手当て】
このデザインは、シンプルな構成であるにも関わらず種々の機能を発揮させることのできるものであり、ニーズも実現可能性も高いと判断しました。そして、具体的な形態は製品化のプロセスに入らないと決まらないと思われますので、今後の設計変更や具体化に対応できるように広い範囲で特許出願手続を行いました。
【コンセプト】
人は、五感と言われる様に、あらゆる感覚メディアを総動員して情報を感受している。そこで、テンプルに触覚メディアを配する事で、より複雑で高度な情報を的確にユーザーに認知させることができる。
【受賞者の声】
記念すべき第一回目のコンテストで、私のアイディアを選んでいただき嬉しく思います。また、若手デザイナーにチャンスを与えてくださったことに大変感謝しております。ありがとうございます。
【DSPによる知的財産権の手当て】
このデザインは、基本的なアイデアの部分(要素)では従来あるように見受けられましたが、それらの要素を組み合わせることによってより確実に触覚認知を可能とするという点に新規性及び進歩性があると判断されましたので、特許出願手続を行いました。
【コンセプト】
あらゆる人に好印象を与えるアイウエア。女性のアイメイクからヒントを得て考案。フレームの太い部分と細い部分の強弱をつけ、目の印象を強くしつつも、たれ目のような優しい目元を作り出す。
【受賞者の声】
この度は、私の作品を選出いただき、誠にありがとうございます。ご指導くださった先生や、手伝ってくれた友達に感謝の気持ちでいっぱいです。このeyelinerは女性のための新しい眼鏡の形として提案しました。これをかけた人が、かける前よりも素敵な表情になればいいなと思っています。これを励みにこれからもがんばっていこうと思います。ありがとうございました。
【DSPによる知的財産権の手当て】
このデザインは、女性ならではの着眼点に基づいて考案されたものであり、積極的に顔の表情・印象を創りだせる(変える)という点と、この点を具体的に表した形態に新規性があると考えました。バリエーションは色々と考えられますが、現時点で具体化されている応募デザインを意匠登録出願しました。